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Infomation2025年09月29日豆知識
機械等級区分の「E表示」の新旧の違いについて
今年の8月から規格改正されたJASの運用が始まっていますが、
よく「以上」表示がなくなって、よく判らないといった問い合わせを頂くことがあります。
「どうして「以上」表示が無くなったのか。」
「新しいJASはE90だとE110は含んでいないのか?」
「新しい「E90」といままでの「E90以上」の違いを教えて欲しい」
大別すれば上記の3つに別けられると思います。
そこで今回は機械等級区分の「E表示」の新旧の違いについて説明させて頂きます。
まずは下記の表をご覧下さい。

こちらが旧規格の曲げヤング係数の数値とそれに対応するE等級の範囲を示した図です。
ご覧のように旧規格ではそれぞれの等級範囲に「上限」が決められていました。
(例:E90では「9.8未満」と。)
法律上で上限が決められていたために、個別では等級付けが難しく(*1)なるため、「以上」表示をつけて、「この梱包の材料は「E**以上の材料を含んでいます」と、表示していました。
それが改正によりヤング係数の「上限」が撤廃されたのです。
下記の表をご覧ください。

こちらが新規格のヤングと強度表示の対応表となります。
旧規格であった「未満」の表記がなくなっていると思います。
「未満」がなくなり、上限が撤廃されたため、ヤング係数が「12.0」であっても「E90」と表記できるようになったため、「以上」の表現がなくなりました。
また新規格ではE等級強度の「かたより」をなくすために、「平均」が新たに設けられました。
下記の表をご覧ください。

各E等級の強度にはそれぞれ平均値が設けられ、検査で平均値を上回らないと、出荷出来なくなりました。
そのため、新規格のJASの方が、より一層安心してご利用いただけると思います。
最後に宣伝!
弊社ではJAS機械等級区分をスギ、ヒノキの角材・平角材で取得しており、ある程度の在庫は抱えておりますので、ご入用の際にはお気軽にお問い合わせください。
ご連絡お待ちいたしております(笑)
*1:E等級は「E70」と「E90」は法律上、別物として扱わなくてはならないのです。
上記材料の同梱はNG(言うなれば目視の「一等」と「特等」を同梱するのようなもの)らしく、苦肉の策で「以上」が出てきたのだと思います。

山下木材(株)